株式会社ユーザーローカル(東京都品川区、代表取締役社長:伊藤将雄)は、2023年12月4日、自由記述式アンケートを自動で分類する生成AIツール「自動アフターコーディングAI by ChatGPT」を提供することを発表します。この「自動アフターコーディングAI by ChatGPT」は、無料で利用することができます。
■自動アフターコーディングAI by ChatGPT
https://textmining.userlocal.jp/after_codings
企業のマーケ担当者やサポート担当者にとって、顧客の要望・不満を理解するためにアンケート調査が必要不可欠です。自由記述式の回答は選択式の設問と比べて深い洞察を得ることができるものの、定量的に把握するには、類似した内容を分類しカウントする作業が必要で、この仕分け作業を「アフターコーディング」と呼びます。アフターコーディングは定性的なフリーアンサーを定量化できる反面、大量のアンケートを人手で分類するため時間がかかり負担が大きいという課題がありました。
ユーザーローカルでは、このアフターコーディング作業をChatGPTで自動化する「自動アフターコーディングAI by ChatGPT」を提供開始します。これにより、作業者の負担を大幅に削減し、高速で高精度なアフターコーディングが可能になり、定性データを定量データとして活用できます。ユーザーローカルでは、今後も生成AI技術など先端技術を活用して、企業の生産性向上を支援していきます。
「自動アフターコーディングAI by ChatGPT」の使用方法は以下のとおりです。
(1) ファイルをアップロードする
アンケートの自由回答を含むファイルをアップロードし、アフターコーディングしたい列を指定します(写真1)。
(2) ラベルを設定する
自由回答を分類する際の名称(ラベル)を設定します(写真2)。「ラベル提案」をクリックするとChatGPTが推奨するラベルが表示され、クリックで追加できます。「ラベル概要(任意)」には、そのラベルに分類したい例文や、ラベルの説明を記載します。
(3) コーディング作業を進める
文書一覧に表示されるファイル名をクリックすると、AIによるコーディング(各自由回答へのラベル付与)を確認できます(写真3)。必要に応じて、各回答に追加でラベルを付与したり、AIが付与したラベルを取り除くなどの作業をします。
(4) アフターコーディングが完了
すべての自由回答へのラベル付与が完了すると、分類結果を閲覧できます(写真4)。分類結果画面では、出現数が多かったラベル順にランキング表示されます。
写真1
写真2
写真3
写真4
■株式会社ユーザーローカルについて
株式会社ユーザーローカル(東証プライム、証券コード:3984)は「ビッグデータ×人工知能で世界を進化させる」というビジョンのもと、数多くの企業や官公庁の業務効率化やマーケティング支援を行う技術ベンチャー企業です。
・社名 株式会社ユーザーローカル
・所在地 東京都品川区大崎2-11-1 大崎ウィズタワー4F
・代表者 代表取締役社長 伊藤将雄