株式会社ユーザーローカル(東京都品川区、代表取締役社長:伊藤将雄)は、2025年6月26日、総合デジタルマーケティングツール「User Insight」の新機能として、生成AI最適化(GEO)機能を提供開始します(写真1)。生成AIにWebコンテンツ収集を指示する設定ファイル「llms.txt」生成機能や、生成AIサービスからの流入分析ができるようになりました。
User Insight
URL : https://ui.userlocal.jp/
生成AI最適化(GEO)とは
GEOはGenerative Engine Optimizationの略で、AIO(Artificial Intelligence Optimization)やLLMO(Large Language Model Optimization)、AEO(Answer Engine Optimization)などとも呼ばれ、生成AIがコンテンツの文脈や意味を理解して適切な回答を生成できるように、Webページのコンテンツを最適化する手法です。従来のSEOでは検索エンジンのアルゴリズムに最適化することを目指していましたが、GEOは生成AIの言語理解能力に焦点を当てています。
生成AIにコンテンツを届けるための設定ファイル「llms.txt」
これまでは、検索エンジン向けにrobots.txtという設定ファイルをサイト上に設置し、それに基づいてクローラー(検索ロボット)に自社コンテンツ取得の可否などを指定していました。ChatGPT(米OpenAI)やGoogleのGemini、Claude(米Anthropic)、Microsoft Copilotなどの生成AIに対してコンテンツ収集を指定するための設定として、新しく登場したのが「llms.txt」です。llms.txtには、生成AIがどのようにWebコンテンツを収集し、どう利用するかを制御するためのルールを記述し、自社サイト上に設置します。
User Insightの新機能
llms.txtの設定ファイルを作るためには通常、収集頻度や運営者情報、記事ページの概要などをマークダウン形式で記述する必要があり手間がかかりますが、User Insightでは必要項目を選択、入力する(写真1)だけで、簡単に自社サイト用のllms.txtを作成できるツールの提供を開始しました(写真2)。
また、ChatGPTやGemini、Claude、Microsoft Copilotなどの生成AI経由のアクセス数分析や、生成AI経由のユーザーに絞ったヒートマップ分析にも対応しています(写真3)。
写真1
写真2
写真3
■株式会社ユーザーローカルについて
株式会社ユーザーローカル(東証プライム、証券コード:3984)は「ビッグデータ×人工知能で世界を進化させる」というビジョンのもと、数多くの企業や官公庁の業務効率化やマーケティング支援を行う技術ベンチャー企業です。
・社名:株式会社ユーザーローカル
・所在地:東京都港区芝浦3-1-21
・代表者:代表取締役社長 伊藤 将雄