株式会社ユーザーローカル

プレスリリース

ニュース記事をいつ配信すると、SNSで話題になりやすい?
~ SNSで拡散させるのに効果的な配信時間を、SNS別・記事ジャンル別に調査 ~

 株式会社ユーザーローカル(東京都目黒区、代表取締役社長:伊藤将雄)は、2015年6月22日、「ネットニュース記事の配信時刻とソーシャルメディアの反響調査」の分析結果を発表いたします。本調査では、メディア向け記事分析ツール「Media Insight」( http://media.userlocal.jp/ )を使い、記事配信の時間帯別に、TwitterやFacebookでどれだけ拡散されたかを調査しました。朝5時前後に配信した記事がTwitterで話題になりやすく、午後2~4時ごろに配信した記事はFacebookで話題になりやすい、という傾向があることがわかりました。

 今回の調査では、(1)記事の配信時間帯、(2)SNSで話題になりやすい配信時間帯、(3)ジャンルごとの差、の3つを調査しました。

(1)一日のうち、記事はいつ配信されているのか?
 まず、ニュース記事が一日のうち、どの時間帯に多く配信されているかを調査しました。時間帯別の配信記事本数を見ると、ランチ前や夕方17時ごろに配信される記事が多いということがわかりました(写真1)。

(2)どの時間に記事配信すると、Twitter、Facebookで話題になりやすい?
 SNSで広く拡散された記事の配信時刻を調査したところ、配信記事数が多いランチタイムの記事はあまり拡散されにくいことがわかりました。たとえば、Twitterで拡散されやすいのは、朝5時台に配信された記事でした。Facebookでは、午後2~4時ごろに配信した記事にいいね!やシェアされやすい傾向があることがわかりました(写真2)。
 写真2は、記事が配信された時間ごとに、Twitter・Facebookでの拡散しやすさをあらわしたものです。縦軸は、Twitter・Facebookのそれぞれにおける1日の平均拡散数を1(=100%)としたときの相対値で、これによると、朝5時に配信された記事は、他の時間帯に比べるとTwitterで1.5倍拡散されやすいことを示しています。

(3)媒体ジャンルにより最適な記事配信時間は異なる?
 媒体のジャンルによって反響しやすい時間が違うかについても調査しました。ジャンル別に記事の時間別配信本数とソーシャルメディアでの拡散状況を調査した結果、以下のような違いがあることがわかりました。

【女性向け媒体は夕方以降に配信すると反響が大きい】
 女性向け記事の場合、19時に配信された記事は、Facebookでの1記事あたりの拡散数は約2.5倍以上であることがわかりました。

【ビジネス媒体は早朝の記事の反響が大きい】
 新聞社の記事は早朝5時台の配信記事が拡散されやすいことがわかりました。

【新聞社サイトは早朝の記事の反響大きい】
 新聞社の記事は早朝4時台の配信記事が拡散されやすいことがわかりました。

 そのほか、テレビ局サイト、ビジネス媒体、エンタメ記事、スポーツ記事、テクノロジー記事など、媒体ジャンルごとの詳しい調査の結果資料を、ユーザーローカルのWebサイトでダウンロードできます。

資料ダウンロードURL: http://media.userlocal.jp/


写真1 記事が配信された時刻を調査 ※調査対象期間は2015年3月1日~5月31日


写真2 記事の配信時刻ごとにSNSでの反響の大きさを調査。縦軸は記事の拡散されやすさを表す。水色がTwitter、青がFacebookの反響


写真3 媒体ジャンルごとの調査。ビジネス系は朝の記事、女性向け媒体は夕方の記事への反響が大きいことが判明



・ユーザーローカルについて
 株式会社ユーザーローカルは、早稲田大学の研究をもとに生まれた、ビッグデータ分析に特化したベンチャー企業です。アクセス解析ツールUser Insight( http://ui.userlocal.jp/ )のほか、ソーシャルメディア解析ツール( http://social.userlocal.jp/ )などを提供しています。国内外20万サイト以上への無料解析ツール、国内トップクラス700社以上への商用アクセス解析ツールの導入実績があり、月間100億PV以上のデータを分析しています。

・社名  株式会社ユーザーローカル
・所在地 東京都目黒区目黒1-4-16
・代表者 代表取締役社長 伊藤将雄

本件に対するお問い合わせ
 http://www.userlocal.jp/contact/
担当: 山田