対応しているメッセージサービスは、LINE(LINE BOT)、Facebook(Facebook Messengerボット)、Twitter(Twitterボット)、Slackの4種類。人工知能ボットAPIを使うと、これらのサービス上で、チャットボットによる自動返信機能を簡単を実現できるようになります。
具体的には、ユーザーから受け取ったメッセージをAPIが受け取ると、形態素解析(=分かち書き。文章を単語に分割すること)し、メッセージ内容にあわせた返信内容を人工知能で自動生成する仕組みです。ユーザーローカル人工知能ボットAPIでは、Twitterのツイート過去ログ、Instagramのハッシュタグ、ニュース記事やブログなど数十億件にのぼるテキストデータを機械学習させているため、自然言語による高度な会話を実現しています(写真1)。
ユーザーローカル人工知能ボットAPIのおもな機能は以下の3つです。
■ユーザーローカルの「人工知能ボットAPI」主要機能
①全自動会話エンジン(写真1)
全自動会話エンジンは、ユーザーが入力した日本語のメッセージに対して、自然な受け答えや雑談を返信するAPIです。
ユーザーローカルが保有している膨大なテキストデータをもとに応答するため、独り言のようなちょっとしたつぶやきに対しても多様なバリエーションの会話を実現でき、ユーザーはボットとの雑談を楽しむことができます。一問一答形式の単純な返答だけではなく、過去の対話内容にあわせたテーマで会話をさせる、といったカスタマイズ指定も可能です。
②キャラクター会話API(写真2)
「○○だワン」、「○○ですニャ」といった犬・ネコっぽい語尾(写真2)、ロボット風、執事風の言い回しなど、キャラクターにあわせてメッセージ内容を変換します。
③氏名自動識別API(写真3)
会話中の相手の名前をもとに性別を自動推定したり、姓・名を切り分けることができるAPIです。また、ユーザーの名前をもとにして、ニックネームを自動でつけることもできます(写真3)。これによって、チャットボットとのコミュニケーションをもっと円滑にすることができます。
これらのAPIライブラリは、SNS向けチャットボット開発に利用できるだけではなく、オンラインゲーム内のキャラクター(ノンプレイヤーキャラクター)やロボット開発にも活用することができます。
ユーザーローカル人工知能ボットAPI
http://ai.userlocal.jp/
写真1 全自動会話エンジンを使った会話例

写真2 キャラクター会話APIの実装例

写真3 氏名自動識別APIの会話例

*注) チャットボットは、メッセージアプリやSNSアプリの利用者とコミュニケーションをおこなう自動会話プログラムのこと。日本マイクロソフトが開発したLINE用チャットボットの「りんな」が有名。
・ユーザーローカルについて
株式会社ユーザーローカルは、早稲田大学の研究をもとに生まれた、ビッグデータ分析に特化したベンチャー企業です。アクセス解析ツールUser Insight( http://ui.userlocal.jp/ )のほか、ソーシャルメディア解析ツール( http://social.userlocal.jp/ )などを提供しています。国内外20万サイト以上への無料解析ツール、国内トップクラス700社以上への商用アクセス解析ツールの導入実績があり、月間100億PV以上のデータを分析しています。
・社名 株式会社ユーザーローカル
・所在地 東京都目黒区目黒1-4-16
・代表者 代表取締役社長 伊藤将雄
本件に対するお問い合わせ
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担当: 山田