ユーザーローカル、教育機関向けオンライン試験カンニング防止AIを開発

 株式会社ユーザーローカル(東京都港区、代表取締役社長:伊藤将雄)は、オンライン試験でのカンニング行為を自動検出する人工知能システムを開発したことを発表します。このシステムは、受験者のパソコンのWebカメラやスマホカメラ映像から、画像認識ディープラーニング技術により、不正行為を自動で検知します。これにより、オンライン試験、いわゆるWebテストでの公正な試験の実現を目指します(写真1)。

 新型コロナウイルスの感染拡大にともない、学校教育機関でのテストや資格試験の実施が困難な状況となってきています。このため、インターネットを利用したオンライン試験実施の需要が急速に高まっていますが、オンライン試験では「カンニング行為」「替え玉受験」といった不正の防止が難しいという課題があります。

 そこで、ユーザーローカルでは、学校法人やオンライン試験運営事業者にオンライン試験向けのカンニング防止AIを提供することで、インターネット上でも公正な試験の実施を目指します。Web試験システムのサイトのHTMLに専用のJavascriptタグを埋め込むだけで不正検知システムを導入できるようになっています(写真1)。

 今回開発したシステムでは、受験者が使用しているパソコンのWebカメラもしくはスマートフォンのカメラを利用して、受験者の様子をAIが監視することで、自宅で受験している場合でも不正行為を防止・検知することが可能です。

 具体的には、ディープラーニングによる視線推定、人物推定、年齢推定、姿勢推定、物体検出といったAI技術で不正行為を検知して、不正の疑いがあれば記録を残すようになっています。反対に、不正をしていない受験者のプライバシーを保護のため、AIで顔をマスキングすることが可能です。

写真1

■株式会社ユーザーローカルについて
・人工知能・ビッグデータ分析に特化した技術ベンチャー企業。2019年東証一部上場(証券コード:3984)。
・社名  株式会社ユーザーローカル
・所在地 東京都港区芝5-20-6
・代表者 代表取締役社長 伊藤将雄

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