6月5日、株式会社ユーザーローカル(東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤将雄)は、ソーシャルメディア解析ツール「Social Insight」(http://social.userlocal.jp/、以下ソーシャルインサイト)のファン分析機能を大幅に向上し、「関心ブランド分析」と「インフルエンサー(影響力)分析」に対応しました。
ソーシャルインサイトは、複数のソーシャルメディア(SNS)を横断的に分析・管理するツールです。今回アップグレードにより、自社のファンがどんな人なのかを調査する際、そのファンが「どんなブランドに興味を持っているのか」や、「ソーシャルメディアでの影響力」がひと目で分かるようになりました(写真1)。影響力やブランドの調査には、アジャイルメディア・ネットワーク(以下AMN)のuserchart APIを利用しています。
【今回の機能強化の背景】
ソーシャルインサイトでは、もともと、自社で運営するTwitterアカウントのファン(=フォロワー)のアカウントのフォロワー数やニックネーム、地域属性などを調べることができるようになっていました(写真2)。
ただ、相互フォローによってフォロワー数を簡単に増やせるTwitterでは、フォロワー数が多いユーザーがかならずしも影響力が大きい、とは言い切れないという問題がありました。また、自社のファンが、普段どのようなツイートをするユーザーなのかやどんなブランドに興味があるユーザーなのか、までは知ることができませんでした。
そこで、AMNが提供しているuserchart(http://userchart.jp/)のAPIを利用することで、自社のファンの各ユーザーについて、
(1)Twitter上の本当の影響力
(2)よく言及しているブランド
(3)よく言及しているキーワード
を簡単に調査することができるようにしました(写真1)。
海外ではユーザーごとの影響力を調査するサービスとして、「Kloutスコア」という指標が一般的となっておりますが、日本国内の多くのユーザーに対応することができませんでした。そこで、AMNが提供している国内のユーザー影響力を調査するサービスであるuserchartのデータベースAPIを利用することで、Twitterでの自社ファンが持つ影響力、そしてどんなブランドに興味を持っているのか、など細かく調査することが可能となっています。
ソーシャルインサイトでは今後とも、各種ソーシャルメディアの分析機能を強化していく予定です。
写真1
ファンごとの影響力や、よく発言するブランド名を調査

写真2
ファンの地域や男女比などを調査

アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)について
AMNは、利用者と企業、そしてメディアの3者の会話やコミュニケーションを支援する「カンバセーショナルマーケティング」の推進をコンセプトとして、2007年2月に設立されました。アンテナの高いブロガーやソーシャルメディアユーザーと企業をつなぐことで、情報感度の高い利用者に効率的にリーチする手段を企業に提供します。また、TwitterやFacebook、mixiなど、複数のソーシャルメディアを活用したマーケティングサービスを提供しているほか、国内の有力ブログをネットワーク化し、質の高いブログの書き手を支援しています。
URL: http://agilemedia.jp/
ユーザーローカルについて
株式会社ユーザーローカルは、アクセス解析ツールを提供する、早稲田大学内にある技術開発ベンチャー企業です。これまでに、商用アクセス解析ツールUser Insight(http://ui.userlocal.jp/)やブログ向け無料アクセス解析ツールの「なかのひと」(http://nakanohito.jp/ )、携帯アクセス解析ツール「うごくひと2」(http://ugo2.jp/ )などを提供しています。
・社名 株式会社ユーザーローカル
・所在地 東京都新宿区西早稲田 1-22-3 早稲田大学インキュベーションセンター
・代表者 代表取締役社長 伊藤将雄